臓器移植とは

 腎不全などの臓器不全に苦しい思いをしている人には、臓器移植が必要なことがあります。
 現在の臓器移植法で定められている臓器提供には、脳死後の提供と心臓が停止した後の提供があり、提供を希望するにはJOT(公益社団法人日本臓器移植ネットワーク)への登録が必要です。
 それとは別に、健康な人(家族など)からの提供(生体移植)も行われています。
 脳死後及び心臓が停止した死後に提供可能な臓器は、臓器移植法や施行規則で定められています。

    脳死後では、    心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球
    心臓停止後では、  腎臓、膵臓、眼球 

となっています。

 死後に臓器を提供する意思、または提供しない意思も、意思表示カード等で明らかにしておくことが大切です。
 本人の意思が不明な場合でも家族の承諾だけで提供できますが、万が一の時に家族が迷わないように、家族で話し合っておくことが重要です。