公益財団法人石川県臓器移植推進財団 中期目標

(実施期間 令和3年度~令和7年度)

令和3年3月 策定

 

1 団体の設立目的

   石川県における臓器移植の効果的、円滑な推進を図り、もって県民の保健衛生及び福祉の向上に寄与することです。

 

2 団体の果たすべき役割

   臓器移植に関する知識の普及啓発、臓器提供の意思表示の促進、移植医療に係る体制整備への協力等です。

 

3 事業内容

(1) 臓器移植に関する普及啓発活動の推進

 (公社)日本臓器移植ネットワーク等が作成する広報用品の配布等

(2) 臓器提供についての意思表示の普及及び定着

臓器提供意思表示カードの配布や意思表示方法の周知等

(3) 臓器移植のための体制整備への協力

県が実施する臓器移植推進事業への協力等

(4) 臓器提供者の確保

臓器提供事例発生時のコーディネート、教育機関等における研修・教育の支援等

 

4 現状と課題

(1) 管理運営体制について

・臓器提供事例は休日や昼夜を問わず、常に発生の可能性があるにもかかわらず、移

 植コーディネーターが1名しか配置されていない状況であり、厳しい勤務条件とな

 っています。また、提供事例が同時に複数発生した場合の対応に懸念があるなど、

 安定したコーディネート業務の継続に向けた検討が必要です。

・コーディネート業務については、臓器提供が成立しても手数料収入等が発生するわ

けではないため、財団の運営にあたっては、個人や企業からの賛助会費や寄附金に

依るところが大きく、厳しい財政状況となっています。

 

(2)普及啓発について

・イベント等の機会を通じて発信をしていますが、十分に県民に浸透しているとは言

 い難い状況です。人的金銭的資源が限られる中でも、少しでも効果的な方法を検討

 していく必要があります。


5 中期目標

(1)中期目標

① 一般県民向け広報等の活動数を維持します。

(2)測定指標と目標値

測定指標

基準値

H29~R1平均)

中間目標値

(R5)

最終目標値

(R7)

  活動数

4回

4回

4回

 

6 目標達成に向けた具体的な取組内容

(1)普及啓発に向けた取り組み

・広報等の活動について、活動の多くは患者団体と共同で実施していることや、当財

 団の人員不足もあり、現状を上回る活動数とすることは難しいものの、各活動にお

 

 ける取り組みの質を向上させ、より効果的な普及啓発となるよう努めていきます。